相変わらずのテンションですね。
今日は「きらびヶ丘お嬢団」(秋吉由美子)を買ってきました。確か、竹書房では初単行本のはず。内容は相変わらずのハイテンション漫画で、さすがは秋吉作品! といった感じです。
- 作者: 秋吉由美子
- 出版社/メーカー: 竹書房
- 発売日: 2008/05/27
- メディア: コミック
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とにかく読んでいて大笑いの連続でした。秋吉作品は二段三段と畳み掛ける作風で、内容で笑い、見出しを読み直してまた笑い、ということがよくあります。お嬢団メンバーは全員ボケなので、サマサがほとんどツッコミの重責を担っています(突っ込み役がほぼ一人、で石見翔子「スズナリ!」を思い出しました)。大和撫子で古風なリンさん、セクシーダイナマイトできらびやかなユリさん、芸能一家の娘で見た目が幼いアンナさん、この三人の世間知らずな言動、財力に物を言わせた突拍子もない行動の数々が笑いを引き起こし、庶民代表のサマサが読者に代わって突っ込んでくれます。お嬢団のやっている事は見方にとっては傍迷惑なものになるのかもしれませんが、漫画の内容がカラッとしているのと、お嬢団メンバーの性格が極端に突き抜けているので、嫌味にならないのがすごいな、と思います。
あと読んでいて気付いたことは、初めて連載を読む人にも取っ掛かりやすいように描いていたんだな、ということでしょうか。扉絵には必ず四人(サマサ・リン・ユリ・アンナ)を出していますし、後期には各キャラの近くに説明が付けてあります。この辺は、芳文社連載の四コマ作品と似たような感じです。続き物だった「まつのべっ!」が例外なのでしょうけれども。