一つ知識が増えた、という話。

 ゴヤの「わが子を食うサトゥルヌス」という、滅茶苦茶怖い絵(参照:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%8C%E3%82%B9)がありますが。つい先程まで、サトゥルヌスというのはミノタウロスのような異形の化け物だと思っていたのです。が、「怖い絵」(中野京子)を読んで、サトゥルヌス=サターン=クロノス=神様(ゼウスの父)ということを初めて知りました。なぜサトゥルヌスがわが子を食うのかというと、将来わが子に王座から追放されるという予言を受けていたため、自衛のためにそうしていた、とのこと。

怖い絵

怖い絵

 上記の本の中でルーベンス画の同題の絵も紹介されていたのですが、ルーベンス画の方はサトゥルヌスが威厳のある神様に見えるんですよね。ただ、こちらは食われる子の表情が怖いです……。