玉虫厨子を見てきました(金沢観光)

 前の日記で「行きたい」と書いた玉虫厨子展を見てきました。


 リニューアルされた石川県立美術館。外側はあまり変化していませんが、内部はエスカレーターが完備されていました(前は階段しかなかった)。喫茶コーナーはおしゃれなカフェになっていて、小心者には敷居が滅茶苦茶高いっす。
 玉虫厨子は教科書で見ると、「せいぜい1mくらいの高さじゃない?」と思っていたのですが、本物は大きかったです。おそらく2m以上あると思います。展示用のケースは3m以上ありました。でかい! 1400年くらい前の作品が残っているだけでも驚きですが、精巧な作りでした。解説には朱色、緑色の塗料を使って彩色してあると書いてあったのですが、朱色しか分からなかったです。有名な捨身飼虎図も見てきました。仔虎にも食べさせていることに初めて気が付きましたよ。
 名前の由来である玉虫の羽ですが、ほとんど剥落してしまったらしく、見つけるのが大変でした。一応、パネルでこの辺に残っている、と案内があるのですが、なかなか見つけにくく「あー、もしかしたらあれかなー?」と見当をつけるのがやっとでした。他の鑑賞している人も同様だったらしく、「えー、どこ?」「あれじゃね?」と“ウォーリーを探せ”状態でした。
 三経義疏の写しとか、聖徳太子伝暦とかも見ることができましたよ。三経義疏はさっぱりですが、聖徳太子伝暦の方は、知っている人物名を拾い読みすれば、なんとなく分かるかなー? と。



 せっかくなので、石川県立美術館を見た後、金沢城も見てきました。

 兼六園側から撮った写真。夜はライトアップされて綺麗らしい。

 金沢城公園。城内から浅野川の方を眺めると見えます。

 金沢城のお堀で泳いでいた鴨。