最近買った本

騎士は恋情の血を流す    The Cavalier Bleeds For The Blood

騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood

阿久悠神話解体―歌謡曲の日本語

阿久悠神話解体―歌謡曲の日本語

 こうして並べると、共通点が全くありませんね。

 「騎士は恋情の血を流す」は、「しずるさん」シリーズを読んでいるならどうかと薦められ、買ったものです。「予約しておいた方がいい」という忠告に素直に従ったのですが、Amazon楽天ブックスが8/7現在購入不可の状況を見ると、正解だったようです。
 帯には「しずるさんVS統和機構!?」というアオリがあったのですが、「しずるさん」シリーズ以外の上遠野浩平作品を知らないので、読み終えた現在も「統和機構」の正体がよく分かりません。おそらく、作中で「騎士」と敵対する側の彼が所属する組織なのだろうな、とは思うのですが。

 「阿久悠神話解体―歌謡曲の日本語」の方は、新聞の書評で興味を持ったので、買ったものです。まだ半分しか読めていません。
 改めてメロディを除いた「歌詞」だけに着目して、その世界を解体していくのですが、結構自分は漫然と歌詞を捉えていたんだな、と思うことしきりです。まだ読んでいる途中なのですが、面白かったのは、「ざんげの値打ちもない」(北原ミレイ)と「せんせい」(森昌子)の項です。