「幻想迷宮 波津彬子原画展」を見てきました
最近、「雨柳堂夢咄」(波津彬子)に興味を持ち、全巻揃えました。で、金沢で原画展が今月末まで行われているのを知り、昨日行ってきました。
場所は、石川近代文学館。金沢は何度も訪れていますが、石川近代文学館は初めて入りました。昨日はすぐそばの公園でフードピア展が行われており、廊下に出ると焼き鳥などのおいしそうな匂いがしました(笑)。
漫画の原画というのは初めて見たのですが、綺麗なものでしたね。台詞の写植部分がちょっとでこぼこしているくらいで、絵自体は修正などもほとんどなく美麗でした。よく見ると、スクリーントーンや効果線を入れる部分を指定するのに青い色の色鉛筆で区切りの線を入れてあるのが見えました。
第一展示室には雨柳堂の店先を模した展示コーナーが作られていました。雨柳堂の看板や暖簾は凝っていましたね。第一展示室の展示作品は、現在金沢ゆかりの作品で占められています(「嫁取り狐」(「雨柳堂夢咄」十巻収録)は方言で金沢が舞台と分かります)。
カラー原稿はどれもただただ美しいの一言でした。幽玄とか静謐とか透明感があるとか、そんな言葉が浮かびます。あと、想像以上に大きかったです。「雨柳堂夢咄」の単行本版の表紙原画はおそらくB3サイズ。一度、カバーを本から外して広げて見た方が良いと思いました。
原画展のパンフレット。
三つある展示室のどこかに置いてある記念スタンプ。
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