なんてこったの糠喜び
「まんがタイムラブリー」12月号を買ってきました。
二ヶ月連続で休載していた「ミニっきえにっき」(ナントカ)が載っていることを確認し、家に帰ってから読んだら、今回で最終回です。
嘘だと言ってください……。
「ミニっきえにっき」は、ジャンボで連載されていた「新釈ファンタジー絵巻」からのスピンオフ作品です。時間軸から考えると「新釈〜」の過去話なのですが、内容を見る限りでは、パラレルワールドでの話という印象を受けます。主人公のミニ様(ミニレッキス)は新釈では、
- 大人ばかりに囲まれていて、子供同士での遊びの楽しさを知らない
- ミニ様の家に仕える人々は、ミニ様に逆らえない
- 自分で買い物をしたことがないほどの箱入り育ち
- 傲慢で尊大
といった描かれ方をされて(いた印象があり)ました。ですが、「子うさぎ月暦」や「ミニっきえにっき」を読むと、
- ミニ様に構う子供、友達(リオン、マイク、フレッド)がいる
- 執事のサフォークさんはミニ様の希望をある程度受け入れるが、躾や教育的指導はきちんとしている
- ミニ様の家に仕える使用人も、過度にへりくだらず、余裕があればきちんと接している
- 母の日に自分で商店街に買い物に行っている
- わがままな面はあるが、就学前の子供としては年相応かちょっと上といった程度
と、改変されています。「子うさぎ」、「ミニっき」を読んだ上では、ミニ様をかぐや(「新釈〜」の主人公)の両親に預ける必要はなさそうなんですよね。不幸にも両親を早くに亡くしたミニ様ですが、どの平行世界でも優しい人たちに囲まれて過ごすことになる運命……、と考えれば、救われる気がします。